聖エジディオ共同体のロベルトさんから、バラカの給食センターがオープンしたとのニュースが届きました。
初日は、約40人の子どもたちが昼食を食べに来てくれたそうです。
子どもたちは、「毎日おいしいランチを食べられて、一緒に遊んだり、宿題が出来るなんて信じられない!」と喜んでいたとのことです。
今年5月、マラウイの「マチンジリ保育園」と隣接する「ヨハネ・パウロ二世子どもセンター」を訪問しました。
マチンジリという地域では、慣習により病院で治療を受けることが良くないとされ、子どもが病気になっても病院に連れて行かない親が多いと聞きました。また、様々な事情により、家に子どもが一人でいても、その状況が放置されることもあると言われています。
そうやって、大人が子どもに関わらないことで、子どもが命を失うこともあるそうです。
こうした中、聖エジディオ共同体は、子どもたちに安全な場所を提供し、子どもの人権に対する親や地域の意識を高めるために保育園と子どもセンターを運営することにしたそうです。
保育園では、親を亡くした孤児や障害を持つ子どもなど、30人の子どもを受け入れていました。子どもたちは、歌やお絵かきに加えて現地語のチェワ語や英語の勉強も行っています。
また、マチンジリ子どもセンターでは、毎日600人の子どもたちに昼食が提供されています。子どもたちは食事の前に手を洗い、事務室で名前等を確認した上で食券を受け取ることになっています。こうして大人が子どもと接する場を作ることにより、子どもの状況を確認し、変化に対応するようにしているそうです。
バラカの給食センターの活動により、より多くの子どもたちが健康に、楽しく過ごせるようになればと思います。
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みよしやすえ (月曜日, 14 8月 2017 12:06)
子どもを日本で保育園に通わせている母親として、マラウイの子どもたちが安心して遊べる場所、食事をできる場所ができたことを本当にうれしく思いました。同時に、まだまだ多くの子どもたちが病気や飢えに苦しんでいることに心が痛みます。もし自分の子どもが同じ状況であったなら…と思うと胸が締め付けられます。
良い知らせを聞くことができ、そしてアフリカとこうしてつながることができて、
とてもうれしいです。