○ジェーン・フォン・ウエイさん (女性)
2004年に夫が亡くなり、頼りになる人がいなくなりました。
そして病にかかり、寝たきりになってしまいました。病院にも行けなかったのです。
2年後の2006年、幸運にもDREAMセンターに出会い、無料で薬をもらうことができました。
HIV治療の基本はウイルス量を減らす体内のCVO(白血球)を増やすことであり、そのCVOの量が薬によって増えて、徐々に元気になっていきました。
センターの教育担当のチータから自分の体験を他の人にも伝えて欲しいと言われ、アクティビストになりました。
薬によってHIVが治ったということが、友達同士の口コミで広がるようになり、DREAMセンターが地域の人々に認知されるようになっていきました。
私は今、チーム・カウンセリングのためにセンターでボランティアをしています。
エジディオ共同体の精神は「祈り」と「貧困」への取り組みです。
HIVをはじめ、病に苦しむ人にとって、財的な支援だけでなく精神的な支援が重要です。
私自身もまだまだ問題を抱えていますが、貧しい状況であっても、これからも病に苦しむ人々を助け、支えていきたいです。
【スタッフより】
ジェーンさんは初めて会った私たちに対して全てを包み込むような優しい笑顔で歓迎してくれました。
彼女の自然とにじみ出る包容力に、彼女によって救われた方がたくさんおり、今ではアクティビストをしている方もいらっしゃることが納得でした。
その彼女も1人きりで病に苦しんだ経験があり、そしてDREAMセンターでたくさんの愛に救われたからこそ、今の輝きがあるのだなと感じずにはいられませんでした。
彼女は、エジディオ共同体の精神は、祈りと貧困への取り組みであると教えてくださいました。
今後も体験談をご紹介していきますが、アクティビストの方々の心の支えにはエジディオ共同体の精神が深く根付いていることに、私は非常に驚きました。
人の心を揺さぶり、人の心を支えるものというのに国境はないのだと学ばせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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