アクティビスト体験談②

○アイビナーダーさん(女性)

 2006年にDREAMセンターを知りました

 CVO(白血球)800必要なのに、当時私は28しかなかったのです。数値がとても低いので体調が悪く、希望を失っていました。夫にも逃げられてしまい、死ぬしかないと思いました。

 そのような状況の中で、このDREAMセンターは私に新しい希望をくれました。そして私を人間として扱ってくれました。DREAMセンターによって私は少しずつ良くなってきて希望を持つことが出来たのです。治療のおかげで身体も元気になり、再婚もすることができました。また娘も生まれ、今とても幸せです。皆さんが愛をくれたので、私も無償で愛を返していきたい。

 逃げた夫は私が死ぬと思っていたようで、生きているのを驚いていました。元気になったことを知って、交際を申し込んできたが、私は再婚したため、「もう遅いです。」と元夫に伝えました。

 

<スタッフより>

 HIVは治る病気だということが、伝わりきっていないために、妻がHIVだと分かると怖くなって逃げてしまう夫が多いそうです。そのため、HIVにかかることは女性にとって絶望とも言えます。マラウィの女性はまだまだ社会進出できておらず、特に貧困層ほど、女性は結婚しなければ食べていけないそうです。彼女も一時は人生のどん底まで落ちたと感じていました。ですが、DREAMセンターで関わって下さる方からたくさんの無償の愛、そして、無償の診察と薬をいただけたお陰様で、身も心も救われきって、今度は彼女自身が病や人生に苦しむ人に寄り添っています。本当に救われたからこそ、赤裸々に人生を教えてくださったのだと感じました。