DREAMセンターで働く人びとの声②

 

○ハワイサンガリ医師(女性)

 

 マラウイはHIVだけでなくがん治療など他の病気も関連しているので、DREAMは様々な病気にも対応しています。

 

 その中には精神的なケアも含まれます。

 

 また女性差別などコミュニティ全体のケアのあり方など総合的な対応が必要となっています。

 

 現在DREAMにおける子宮がんクリニックは7つの地域で実施しています。

 

 私は遠くて病院に来られない田舎の女性のところを訪れています。

 

 DREAMでは年間5,000人の子宮がん対応をしています。これはマラウイ全体の60%にあたるものです。

 

 もし女性に子宮がんが発見された時は、センターに治療に来なければなりません。

 

 田舎からだと自転車が必要です。往復するのに15ドルがかかります。

 

 その15ドルが払えず、なかなか治療ができずに時が過ぎていき、その分症状が悪化してしまいます。

 

 そこでDREAMは貧困地域に赴き、薬の配布などの無料サービスを提供しています。

 

 HIV対策には啓発キャンペーンが重要となっています。貧困と無知は非常に関連し合っています。

 

 貧困と無知の間を埋める役目を担ってくれているアクティビストの活動はとても大事です。

 

 

 

<スタッフより>

 エラード・アルマンドDREAMセンターには3名の医師が常駐しています。その中でも唯一の女性医師です。

 女性特有の病において、女性の医師がいてくれることは、どれだけ多くの方の救いになっていることでしょう。

 DREAMでは年間5,000人の子宮がん対応し、これはマラウイ全体の60%にあたることを知り、非常に驚きました。

 マラウイの国民にとっても、このDREAMセンターがいかに重要なものであるかを痛感します。

 貧困であるがために無知で、苦しんでいる人が沢山いる。3人の医師ではいくら優秀な医師でも限界があります。

 その医師の手となり足となり、きめ細やかなサポートが必要です。

 だからこそ、アクティビストが非常に重要な存在であるかを医師のお話からもひしひしと伝わってきます。