アクティビスト体験談⑨

 

○エディス

 

 

 2006年にDREAMと出会いました。

 

 HIVで重病だったため、夫には逃げられ、生きる希望がなくなっていました。

 

 センターでは、ジェーン(アクティビスト体験談①参照)がたくさんの愛を与え、励ましてくれました。

 

 そのおかげで、私は健康になり、苦しむ他者に励ましを与えたいと思い、トレーニングを受けてアクティビストになりました。

 

 アクティビストになり、患者さんとよき縁になることが非常に大事であると感じています。

 

 私が患者さんにとって重要だと考えることは、治療の予約を入れることです。

 

 患者さんの中には予約を守れない方もいらっしゃるので3日間分余裕をもって薬を渡します。

 

 そして、治療を受けないとかなり状況が悪化するので、その場合はなんとか患者さんを探し出し、治療の再開を促しています。

 

 患者さんがセンターまで来る体力がない場合もあるので、常にこちら側から訪問することが必要となっています。

 

 さらに遠隔地における患者さんの血液サンプルを入手して、医師に届けることもとても重要となっています。

 

 このように我々アクティビストは、遠隔地の患者さんとセンターを結ぶ橋渡し役をしています。

 

 

〈スタッフより〉

 自分の役割・活動の目的をしっかりと持っているエディスさん、素晴らしいですね。

 治療の予約に現れないということは、病状が良くないということがほとんどのようです。

 そして、3日間薬を飲まないと、HIVの病状は悪化してしまいます。

 だからこそ、ここまでアクティビストの方が必死になってフォローアップしています。

 逆に言うと、このフォローアップがあるからこそ、患者さんが少しずつ健康になっていくのです。

 DREAMの活動においてアクティビストの方の存在は必要不可欠となっています。