DREAMセンターで働く人びとの声④

 

○グッドフォンダバー検査技師

 

 血液検査こそ、HIV治療には大事です。

 

 いかに患者の血液を早く検査機関に届けるかという輸送手段も大きな要素となっています。

  

 2012年ごろから血液を乾燥させて輸送できるようになり、大きく血液検査のあり方を改善しました。

 

 私の夢は、大いなる慈悲の愛で母のような心で生きることです。

 

 

<スタッフより>

  

 血液検査によって、HIVが陽性か陰性か判断することができます。そのため、血液検査を行うことが、自分の命と健康を守る、「はじめの一歩」と言えます。ですが、以前もお話した通り(アクティビスト体験談⑧をご参照ください。)血液検査で血を抜かれるということに、誤解によって不信感や恐怖心が生じ、なかなか血液を採取できないこともあります。今までは、血液が乾かないうちに届けなければならず、血液を採取する量も多く、1人あたりの輸送コストもかかり、とても大がかりで大変なものでした。しかし、乾燥した血液でも検査が可能になったことで、輸送コストが抑えられ、かつ少量でも検査できるようになったことは、病に苦しむ人を多く救えるきっかけとなりました。

 

 グットフォンダバー検査技師さんは男性ですが、慈悲深い母のような心で生きることを夢として教えてくださいました。男性の方からこの言葉が出たことに私は驚きました。信仰の精神が根づいていることをひしひしと感じるお言葉でした。